自己理解がしっかりできたら、次のステップとして、目標を立てて実現に向けた実行内容を決めていくことになります。
自己理解から分かったことをもとに、自分のあるべき姿、自分のやりたいことを考えたうえで目標を設定しましょう。
実現するための計画についても、同じように進めます。
自分の特性に合うような実行しやすい方法を考えて、目標達成を目指すようにしましょう。
目標設定は実現が確信できる内容にする
設定する目標については、高すぎても低すぎても効果があまりないので、頑張れば達成できるくらいの難易度にしましょう。
できるだけ具体的にして、達成できた姿がはっきりと思い浮かべられることも大切になります。
大切なことは、必ず実現できると信じることです。
取り組む前から諦めているようでは、絶対に達成できません。
心の底で疑問を感じている程度であっても、達成の確率は大きく低下してしまいます。
目標の難易度は人それぞれ
どの程度の難易度にするのが適切かというのは、当然ですが、人によって違います。
目標が高めの方がやる気が出る人もいれば、低めの目標に小分けにした方が力を出せる人もいます。
明確な目標を設定する
ビジネススキルを上げたい、など漠然とした目標では、何をどうしたらいいのかよくわからないですね。
具体的にどのスキルを、いつまでに、どの程度上げたいのか、それが実現してどうなりたいのか、できるだけ明確に描くことが大切です。
様々な方面から目標を立てることが大切
目標を立てるときには、色々な角度から考えてみましょう。
自分の希望はもちろん重要ですが、単なる夢や憧れになってはいけません。
経験や特性、タイプ、自分の立場で見出せるあるべき姿についても考えてみましょう。
全て考慮した上で、目指す姿を具体的に描くようにしましょう。
自己理解で出した結果をベースにする
どうなりたいかを考えるときには、なれるかという可能性について考える必要はありません。
非現実的なものでは目標にならないですが、レベルや実現のための手段は、この後に検討しましょう。
自己理解の結果をもとにして、把握した自分の特性や希望、タイプなどに合うものを考えることが、成功につながります。
どうあるべきか、については、職場における自分の立場といった現状や社会においてという広義のものまで考えようにしましょう。
目標には必ず期限を決める
目標を設定するときには、必ず期限をつけるようにしましょう。
期限を決めない取り組み方では、いつまでたっても目標は達成できません。
具体的な長さは、目標の内容やレベル、状況などによって違います。
数週間程度でもよいですし、何年もかけて取り組むようなものであってもいいのです。
期限の長さにも気をつける
ただし、期限を長くすると実行におけるやる気やモチベーションが保ちにくくなりがちです。
これを避けるためには、何段階かに分けたり、中間目標を設定するといった工夫をしましょう。
逆に、期限を短くしすぎてしまうと、大きな目標が立てられない、状況の変化の影響を受けやすい、行動計画の幅が狭くなる、などのデメリットも出てきますので、自分にとって最適な期限と目標設定をしましょう。
目標を達成するための手段を考えるときは多方面を参考にする
どのようにして目標を達成するか考えるのは、もちろん自分で行うべきですが、全て自力で考えるわけではありません。
身近な人に相談して意見を聞いてもよいですし、過去の経験を参考にしたり、お手本となる人を見つけるなど、色々なやり方があります。
効果が期待できる計画ができるまで、いろいろな手段を使いながら検討を重ねていくようにしましょう。
相手に対して意見の聞き方に注意する
身近な人の意見を聞くときには、あくまでも参考情報として聞くようにしましょう。
たとえ上司や先輩であっても、言われた通りに計画を立てるのはよくありません。
また、全てその人と同じになろうとしたり、形だけ真似をしようとはしないように。
どうすればよいか、という質問はせずに、これを目指すときの注意点は何か、何が欠けていると思うか、というような、的を絞った聞き方を心がけるようにしましょう。
状況を改善するときには環境と自分を変える
セルフコーチングでは、自分の持つ最良のものを引き出し、成長するのが原則ですが、手段は自分を変えるだけではありません。
例えば、仕事のやり方を変えようと思ったら、自分自身の働き方を変えるだけでなく、職場を改善することも考えてみましょう。
こうした改革する力を身につけることが成長につながるのです。
外部要因を責任転嫁しない
例えば、同僚と意見が合わずに業務に支障をきたす、といったケースでも上記と同じです。
自分を変えることのが原則となりますが、併せて、同僚と話し合ってみる、より良い方向に誘導してみる、といった工夫ができます。
ただし、忙しいのは職場のせいといった、責任転嫁はしないようにしましょう。
環境を変えられなかったという自分の責任と考えた上で、その改善に努める姿勢が大切です。
外部のことを考えるときには、憶測しないようにしましょう。
実態を伝えることから考えるようにします。
まとめ
成長のためには、目標を立て、それに向かって努力するというプロセスが必須です。
セルフコーチングにおいては目標設定が特に重要です。
適切な内容とレベル、期限で設定することが大切です。
さらに、できるだけ具体的に、はっきりイメージできるように目標を決めるようにしましょう。
面倒くさがらずに、時間がかかってもいいという気持ちで自分に合った目標を考えましょう。
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