仕事に取り組む姿勢において、意欲的に取り組むのとそうでないのでは、仕事の早さ・仕上がりや出来栄えにも大きな差が出ます。
仕事に限らず、何かに取り組むときには、やる気を出して維持することが成功するための大きな要因となります。
モチベーションとは?
何かに取り組むときには、目的に向かって活動するための活力が必要となります。
この原動力となるものがモチベーションで、動機づけや意欲などと同じ意味で使われています。
これは、自然に高まることもありますが、自分で意識的にコントロールすることもできます。
特定の人だけができるものではなく、誰でもできることです。
モチベーションは、ある程度は自然に起こるものですが、何もしなければゼロというものではありません。
これをより高め、維持していくのが、モチベーションコントロールです。
やる気は内側からも外側からも生み出せる
動機づけには内発的なものと外発的なものがあります。
「がんばって担当業務を成功させよう」と、自分の中から意欲が出てくることもあれば、「この業務が成功したら昇進するよ」と上司に言われて、意欲が出ることもあります。
課題が与えられたものでも、自主的なものでも、このどちらも発生する可能性がありますし、内側と外側の両方で起こることもあります。
仕事に対する動機づけは人それぞれ
![仕事に対する動機づけは人それぞれ](https://life-0123.com/wp-content/uploads/2022/04/lightbulb-g3bfb62374_1280-800x450.jpg)
意欲が出ることについては、一人ひとり違うものです。
感謝されたり、褒められたりすることが嬉しい人もいれば、報酬が出るのであればと本気で取り組む人もいたりします。
個人差があるものですし、良い悪いということもありません。
何が自分の動機づけとなるのか、過去の成功体験などを思い出してみるなど、自己分析してみましょう。
次のような問いかけから、傾向を見つけるようにしましょう。
これらを整理して明確にすることでセルフコントロールしやすくなります。
動機づけの種類は豊かさによる影響を受ける
人の欲求は段階的であり、対象レベルの欲求が満たされると次の段階の欲求が湧く、というマズローの欲求5段階説があります。
生理的欲求から始まり、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、そして自己実現欲求という5段階に分かれています。
![マズローの欲求5段階説](https://life-0123.com/wp-content/uploads/2022/04/dlive-blog.001-500x375.jpeg)
例えば、生き延びるための生理的欲求が満たされると、次は、安心して暮らせるよう安全欲求が出てくる、という感じです。
これは一般的な傾向であり、制約条件もあるので、常に当てはまる理論ではありません。
そして、目標を立てるときなどは、自分が今どの位置にいるのか、次はどこの段階なのか、考えてみるとよいでしょう。
仕事とプライベートではメリハリをつける
モチベーションを高く保ち続けるのは、簡単なことではありませんし、無理に続けると疲れてしまうものです。
仕事に対して、高い目標に向かって全力で取り組むという姿勢を維持することが何よりも大切ですが、いつも張りつめている状態でいる必要はありません。
プライベートや休日には、上手に息抜きすることで気分転換しましょう。
息抜きした後に、新たな気持ちで仕事へ向かうことで、モチベーションを維持します。
メリハリをつけることで意欲を高く保ち続けることができるのです。
ただし、度が過ぎるような気分転換はいけません。
夜遅くまで飲みに出歩いたり、ヘトヘトになるまで消耗するスポーツをしてぐったりしてしまっては、翌日の仕事に悪影響となってしまいますので気をつけましょう。
まとめ
日常生活における食事や睡眠と同じように、モチベーションというものは人間の活動における基盤となるものです。
モチベーションの定義や種類などの知識をつけておくだけでも日頃の行動が大きく変わってくるものです。
自分を動かすものが何か、どのようなときに意欲が湧くか、意識してみてください。
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