どんな資格試験でもそうなのですが、合格する前と合格した後では見える世界が全然違います。
資格においては、対象の資格が食べていけるかなどと考えてしまうことがあると思いますが、まずは、自分自身の価値を上げるという観点で、どの資格でもよいので、ぜひともチャレンジしてほしいと思います。
資格試験の勉強における、押さえておきたいポイントはこちらの5つになります。
資格試験勉強で押さえておきたいポイント
- 過去問の内容をザッと目を通して全体把握する
- オンライン講義を活用する
- ノートは1冊にまとめる
- 参考書をザッと読んで全体把握する
- 問題集や過去問を解きながら知識を増やしていく
ひとつひとつ解説していきますね。
なお、どんな資格を取得したらいいのか悩んでいる人は、こちらで紹介していますので参考にしていただければ幸いです。
過去問を徹底的に攻略する
どの試験においてお過去問を活用することが重要になります。
まずは過去問の内容をザッと目を通して全体把握する
いきなり過去問をやると言われると、それは解答できるわけがないと思われますが、まずは解答しなくてもいいので、全問ザッと目を通すことです。
どんな問題がどんな形式で出題されているのかを確認することが最も重要なことです。
例えば、4択の問題であれば、そこまで深く勉強しなくても、用語や具体的な数字を集中して憶えるようにします。
問題内容によって、理解するレベルも変わってくることを知ることが大切なのです。
過去問を分析して勉強する分野を特定する
また、どの分野がどのくらいの割合で出題されているのか、各論と総論の出題割合はどうなっているのか、特に重要な分野はどこか、などの傾向を捉えることです。
過去問を徹底的に分析しましょう。
資格試験は合格することが最終目標であり、満点を取る必要はありません。
このため、出題に応じた重要な部分を重点的に勉強し、そうでない部分は後回しにします。
オンライン講義を活用する
独学で資格勉強をするのが難しいという人には、資格取得サービスを活用することをオススメします。
費用がかかると尻込みしてしまいがちですが、お金を払って勉強することで、受からなければいけないという自分へのプレッシャーをかけることができ、より本気で勉強に取り組むことができるのです。
そして、オンライン講義で受講することで勉強の進み具合や理解度をペースメーカーとして活用することができます。
動画などの講義は倍速などで早い速度で聞く
オンライン講義は動画なので、講義のスピードを上げることができます。
資格受検をする人は社会人など忙しく過ごしているため、なかなか時間が取れないという人が多いと思います。
そんな時間がない人には倍速で講義を視聴することをオススメします。
通常の講義時間を短縮できるので、それだけ次にやりたい勉強やアウトプットの時間を確保することができ、時間を有効活用できるのです。
慣れるまでは講義で言っていることがわからないこともあるかと思いますが、徐々に慣れていきます。
一方で、通常の講義はその場で質問できるなどのメリットがあるのですが、その場にいる受講生のペースがバラバラであり、自分のペースがつかみにくいところがあります。
自分の好みもあると思いますので、オンライン講義でも生の講義でもどちらでもいいと思います。
ノートは1冊にまとめる
講義で記録するノートはキレイにとる必要はありません。
よく、学校の授業などで先生が黒板に書いたことをキレイにノートをとる人がいたと思いますが、資格試験に関わらず、勉強全般においてあまり必要ないのです。
ノートをとるのは自分が押さえないといけない要点や、わからないところだけを書けばいいのです。
キレイにノートを何冊も作っても、試験本番にはすべてのノートを持っていくのは大変ですので、本番で使用できるように知識を集約したノートを1冊にまとめるようにすべきです。
苦手なところがわかる、自分がここだけ押さえておけばいい、という自分だけのマイノートを作りましょう。
参考書をザッと読んで全体把握する
ザッと読む、というと適当な感じがしてしまうので、あまりよいイメージが湧かないかもしれません。
まさに、適当に読むようにすればいいのです。
適当に読むことのメリット
適当に読むことのメリットとして、とにかく短時間で読めます。熟読とは無縁ですね。
いわゆるななめ読みで、そのような感じで参考書を読みます。
もちろん、まったく頭に入れないというわけではなく、目次と太字、まとめで囲われているところを読んでいくのです。
文章になっている、普通のフォントで書かれている部分は完全に流していきます。
速読のような読み方で、見開きでも2分はかけないようにして読んでいく感じです。
およそ1時間で100ページくらいを読み進む感覚になります。
これで果たして意味があるのかと疑問に感じるかもしれませんが、なぜこのような勉強法をするのかというと、全体を俯瞰、概観することを目的としているからです。
時間がないときは特にこのような方法がオススメです。
問題集や過去問を解きながら知識を増やしていく
全体的にザッとしか読まずに適当にやっているように見えますが、ここからが肝心なところです。
この時点では問題を解いていったとしても、全然できないのですが、間違えたところの参考書を見返すようにします。
参考書の内容が問題ではこのように問われるんだな、というように参考書を立体的に理解していくようにしましょう。
問題を解いていくことによって、これまでの知識が少しずつ増えて鮮明になっていきます。
問題は何回も解く
1回では問題内容を憶えられないところがありますので、何回も繰り返し解答していくことで知識をより鮮明で確実なものにしていきます。
問題は1回目に解くときは時間がかかるものですが、2回目以降は見たことがある問題を解くことになりますので、解答する時間が格段に早くなります。
例えば、1回目で半分間違えたとしても、2回目では明らかに短い時間で解答できるのです。
3回目、4回目と問題をこなしていくとさらに解答時間が短くなっていくものなので、1回目で時間がかかりすぎて挫折してしまうのではなく、初めてだからそういうものだと割り切って解答していくことで、格段に正答できるようになっていくのです。
1回目に解答することの目的は、わからない部分を抽出して、自分の中で認識していくということです。
まとめ
普段なかなか忙しいのであれば、スキマ時間など細かい時間をつくり、上手に活用しつつ、勉強自体はギュッと短縮して集中して勉強できるようにしましょう。
重要なのは、アウトプットすることによって、インプットをしていくという発想になることです。
問題を解いて、その内容を参考書を見返すことで知識を増やし、確固たるものにしていくのです。
学生のときは机に座って人の話を聞くのが勉強だ、という固定観念があるかもしれませんが、これにとらわれずに、いかに早く自分の頭に刷り込んでいくか、という発想に切り替えていくことで、劇的に勉強がはかどり、合格へつながっていくのです。
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