TOEICリスニング(Part4)の出題パターン別攻略と頻出英単語

TOEICリスニング(Part4)の出題パターン別攻略と頻出英単語 TOEIC
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TOEICは、全部で7つのパートで構成されています。

Part1~4はリスニング力を評価するエリアで、一般的にLCと呼ばれています。

Part5~7はリーディング能力を評価するエリアで、通称RCと呼ばれています。

Part4はPart3と同様にビジネスや日常生活を通して必要とされるコミュニケーション能力を評価する分野です。

各文章の一節に3問ずつ、合計30問が出題されます。

いかに高いスコアを取れるかは、的確な勉強法を理解して効率的に学習を進めることがポイントになります。

Part4に出題される文章のパターン

Part4の問題文では、電話のメッセージ、ニュース記事、広告などの描写があり、話し手は1人です。

出題される問題文の種類によって、トピックやシチュエーション、流れに一定のパターンがあるので、そのパターンを熟知することがPart4で高得点を取るための重要なコツです。

電話のメッセージ

電話のメッセージは、話し手が電話で聞き手に残すメッセージです。

このタイプの文章では、通話の目的、通話に関する詳細、話し手が聞き手に求めることなどがよく聞かれます。

主な目的としては、仕事や注文に関する問題の共有、報告、確認、仕事に関する要望や顧客への問い合わせ、抗議などが多いです。

多くの場合、話し手と聞き手は、同僚、売り手・買い手(顧客)、実務者です。

そのため、話し手が自分の名前や身分を紹介することから始まり、聞き手の名前を確認し、自分の用件を伝え、詳細(特に要望)を述べるという流れが一般的です。

電話のメッセージでの頻出英単語

電話のメッセージでよく使われる英単語は以下になります。

  1. This is a message for
  2. I’m calling about~
  3. in response to
  4. inquire
  5. You can reach me at
  6. please call me back
  7. return a call
  1. これは、以下のためのメッセージです。
  2. ~について電話しています
  3. に応じて
  4. 問い合わせる
  5. 連絡先はこちらです
  6. 折り返しお電話ください
  7. 電話を返す

広告文について

主に広告に書かれている内容についての文章で、製品、サービス、イベントなどを宣伝するものになります。

この文章では、何が宣伝されているのか、宣伝されている製品やサービスの特徴、顧客が受けるかもしれない利益や特別なオファーについての質問が頻繁に出されます。

販売会社やイベント会社から消費者に届けられることが多いコンテンツです。

コンテンツは主に、人々の注意を引きつけるようなフレーズで始まり、広告の内容を紹介し、商品・サービス・イベントの特徴を訴求します。

最後にメリットや追加情報などに言及するケースが多いです。

広告文での頻出英単語

広告文における英単語は、商品の特徴、割引、特典、追加情報などに関連する単語に分類されます。

商品の特徴における頻出英単語

  1. feature
  2. durable
  3. economical choice
  4. come with a three-year warranty
  5. competitor
  1. 特徴
  2. 耐久性
  3. 経済的な選択
  4. 3年保証がつく
  5. 競合他社

割引における頻出英単語

  1. on sale
  2. special offer
  3. clearance sale
  1. セール中
  2. 特別提供
  3. クリアランスセール

特典や追加情報における頻出英単語

  1. get a free gift
  2. sign up for
  3. visit our Web site for
  1. プレゼントをもらう
  2. 申し込む
  3. ウェブサイトを見る

告知について

告知については、企業や組織を代表する人が、ある内容を不特定多数の人に伝えることと関係があります。

この文章では、通知の対象、対象者、場所を尋ね、どのような聞き手を求めているかを問うことが多いです。

主語は通常、施設・場所・サービス利用の変更・案内と関係があり、主語によって、話し手と聞き手の関係は、空港・駅と乗客、店舗と客・客、社内の特定のチーム・社員と全社員などさまざまです。

問題文は、呼びかけ、挨拶、そして話題・問題、詳細・要望を共有し、最後に感謝や謝罪の言葉で終わるという流れになっています。

告知に関する頻出英単語

Part4の通知・情報系の問題では、機内放送や搭乗案内などがよく出題されます。

その中でも以下の英単語がよく出題されます。

  1. Attention, please.
  2. be delayed
  3. be canceled
  4. apologize for the inconvenience
  5. appreciate one’s cooperation
  6. in case of emergency
  7. as a reminder
  8. flight
  9. captain
  10. passenger
  1. 注意する、お願いする
  2. 遅れる
  3. キャンセルになる
  4. ご迷惑をおかけします
  5. ご協力をお願いする
  6. 緊急の場合
  7. 備考として
  8. フライト
  9. 機長
  10. 乗客

ニュース記事について

ニュース記事は、ニュースキャスターがリスナーに伝えるニュースのことで、TOEICでは交通情報や天気予報に関する内容が多く出題されます。

この文章の一節では、記事のトピック、トピックに関連する詳細、リスナーが要求または推奨することなどが頻繁に出題されます。

以下は、ニュース記事の出題文章における交通情報や天気予報に関連する英単語になります。

交通情報に関する頻出英単語

  1. be stuck in traffic
  2. follow the signs
  3. take an alternate route
  4. take the highway
  5. road closure
  6. detour
  7. under construction
  1. 渋滞に巻き込まれる
  2. 標識に従う
  3. 別ルートを使う
  4. 高速道路を利用する
  5. 道路閉鎖
  6. 迂回路
  7. 工事中

天気予報に関する頻出英単語

  1. weather forecast
  2. temperature
  3. high / low humidity
  4. heat wave / cold wave
  5. stay indoors
  6. take an umbrella
  7. wear sunblock
  1. 天気予報
  2. 気温
  3. 高 / 低湿度
  4. 猛暑 / 寒波
  5. 家にこもる
  6. 傘をさす
  7. 日焼け止めを塗る

放送について

放送文については、放送のトピックに関する質問、トピックやゲストに関する詳細、リスナーに提案または推奨されることなどが含まれます。

放送に関連する頻出英単語

放送に関連する英単語は以下の通りです。

  1. You’re listening to
  2. give A an update on
  3. Interview
  4. I’m your host
  5. today’s guest
  6. Stay tuned.
  7. commercial break
  1. あなたが聞いているのは
  2. についてAに近況を報告する
  3. インタビュー
  4. 私はあなたのホストです
  5. 今日のゲスト
  6. ご期待ください。
  7. コマーシャルの時間

会議からの抜粋について

会議のやりとりについての一部分を抜粋したものになります。

この文章では、会議のトピックや目的、トピックに関連する詳細、聞き手が何を聞かれているか、聞き手が次に何をしなければならないか、といった質問がよく出ます。

主に、会議のトピック(議題)や目的を共有することから始まり、詳細、指示、次に何をすべきかを提示します。

会議に関連する頻出英単語

会議に関する問題で頻出する英単語は以下の通りです。

  1. agenda
  2. call a meeting
  3. let’s discuss
  4. on short notice
  5. at your earliest convenience
  6. at the last minute
  7. performance evaluation
  8. sales results
  1. アジェンダ
  2. 会議を招集する
  3. ~について話し合おう
  4. 急遽
  5. できるだけ早く
  6. ぎりぎりになって
  7. 業績評価
  8. 営業成績

おわりに

Part4のストーリーについてパターン分けしました。

このストーリー展開を覚えれば、Part4をマスターすることができます。

できるだけ多くの問題を解いてみると、ストーリーの冒頭部分だけ聞いただけで、どのような展開になるかを予測して問題を解いている自分に気がつくはずです。

もうひとつのコツは、多肢選択式の選択肢をあらかじめ読んでおき、リスニングパッセージが始まる前に正確に解釈できるように、解釈力を高めておくことです。

そうすれば、聴き逃すことなく、聴くべきところを聴くことができます。

事前の対策をバッチリすることで本番のテストでも自信を持って受検することができますよ。

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