喜びというものは、自分の内側から湧き上がってきて常に留まるものです。
喜びは自分自身が生まれながらにして持っているものであり、自分自身を表現するものなのです。
赤ちゃんは単純なことに喜びを感じますが、その感情は初々しいもので、喜びを装うのは難しいのです。
何が喜びを生み出すかは自分次第です。
目的、天職、あるいは使命を果たすことに関係しているかもしれませんし、家族や親友に囲まれていることかもしれません。
精神を若返らせるものは、何でもやってみましょう。
より充実した人生を送るという報酬は、時に必要な努力に見合うものです。
喜びへの道とは、自分が何者で、何が自分を幸せにしてくれるのかを再発見することなのです。
そのためには、恐れや不安を知り、それを乗り越え、より軽快に、より笑えるようになることが必要です。
やがて、人生は楽に展開するようになり、困難な状況でも、良いエネルギーと創造的な解決策を見出すことができるようになります。
喜びへの道を進む原則
自分には無理かもしれないと思っている人は、ぜひ実践してください。
人間の脳は、情報を取り入れるとネガティブなことに集中する性質があります。
ネガティビティ・バイアスと呼ばれるもので、ネガティブな要素を少しでも和らげるために、意図的にポジティブな体験をすることが必要な場合があります。
毎日少しずつの積み重ねが長い道のりとなり、時間が経つにつれて、何が自分を動かすのかを発見し、自分の感情を信頼することに熟達するようになります。
以下の5つの原則は、制限や恐怖に満ちた信念を超え、より多くの喜びを経験する可能性についてのヒントになります。
1. 奉仕する方法を見つける
困っている人を助けたり、自分にとって意味のある活動を支援することは、とても気持ちのよいことです。
奉仕活動をすると、人生は自分よりも大きなものであり、日常的に見たり経験したりすること以上のことが起きているのだと気づかされます。
特に激動の時代には、個人的な出来事や心配事に巻き込まれがちです。
しかし、立ち止まって、「どうしたら助けられるか」「どうしたら役に立てるか」と自分に問いかけることができれば、新しい内的対話が生まれ、別の考え方や対応策を見出すことができるようになります。
すべての人は共有できる
誰しも、相手に何か提供するもの、共有するための特性を持っています。
それは、人の話を聴く能力かもしれませんし、集団を引っ張っていくする能力かもしれません。
自分の特性が共有できるようになることで、より大きなつながりと帰属意識を築き、基本的なニーズとして共感できるものを得ることができます。
喜びは自分よりも偉大なものに奉仕するときに起こる副次的な効果です。
2. 感謝の気持ちを実践する
毎日同じようなことを考えているどうかを振り返ってみましょう。
もし、変化を起こす必要があると気づいたなら、いくつかのパターンについて変更したりやめたりする必要があります。
そんなとき、感謝の気持ちを持つことが大切なのです。
思考には力がある
いつも同じ思考をしていると、同じ決断をして同じ行動をするという、そのサイクルが毎日続くことになります。
「思考は創造する」とか「思考はエネルギーになる」といった言葉があります。
思考には力があり、意識的にポジティブな方向へ向かえば、新たな思考パターンが生まれるという考え方です。
感謝の気持ちを持つことは、視点を変え、気分を向上させ、より多くの喜びが輝き始めるためのスペースを作ることになります。
毎日1~3個ほど、感謝の気持ちを書いてみたり、考えてみたりして、毎日違うことをやってみましょう。
そうすることで、感謝している物事や人、状況を積極的に探すようになり、その結果、望みのある新しい思考パターンが生まれるのです。
3. 自分の真実を生きる
喜びは、自分の真実を尊重し、生きるところから生まれます。
言い換えれば、最も本物の自分であることです。
特に、他人が望むような生き方をしなければならないというプレッシャーがある場合、ありのままの自分でいることは勇気のいることです。
厳しい試練を乗り越えなければならないかもしれません。
自分の立場を守り、自分らしさを貫くことで、負担を減らし、より苦労の少ない人生を楽しむことができるようになります。
自分を信じる
そのためには、自分の直感を信じ、正しい道を歩んでいると信じることが必要です。
最高の旅とは、まっすぐで簡単な道ではなく、紆余曲折や予期せぬ驚きに満ちたものなのです。
もし、自分が行き詰っていると感じたら、瞑想することで自分の真実が宿る内なる静寂に触れてみてください。
瞑想には多くの利点があり、今いる場所にぴったりと寄り添ってくれるのです。
自分がどうあるべきかを考え、分かち合おうとする姿勢は、喜びが育つ土壌となるのです。
4. 自分を元気づけてくれる人は誰か
誰しも、家族、友人、地域社会、ソーシャルメディアなどから常に影響を受けています。
特に、身近な人たちから影響を受けています。
最も長い時間を一緒に過ごす人たちのことを考えてみてください。
ある人は自分のエネルギーと幸福感を吸い取り、別の人は明るくしてくれます。
誰が自分を元気づけてくれるのか、意識してみましょう。
- インスピレーションを与えてくれる人
- 目標を達成するためのモチベーションを与えてくれる人
- 成功するために必要な変化を起こす力を与えてくれる人。
- 応援してくれる人
これは、自分の人生に不要な人を排除するということではありません。
ただ、自分にどのような影響を与えているかを意識し始めるだけでいいのです。
こうして注意を払うことで成長するのです。
喜びの種を植え、それを育てていけば、自分が求めているものが見つかり、必要なものを与えてくれる人たちが現れることに気づくのです。
5. 他人と比較するのをやめる
自分や他人を比較したり、判断したりすることをやめて、自由を手に入れましょう。
時として、自分は自分自身の最大の敵になりがちです。
自分が求めているものが何であれ、すでに自分の中に持っていることを心に留めておいてください。
誰かに嫉妬したり、羨ましく思ったりするのは、その人の中に自分の中にあるものを見ているからでしょう。
「べき論」から解放する
運動すべき、もっと成功すべき、瞑想すべき、痩せるべき、といった「べき論」で考えるのはやめて、何が自分に本当の喜びをもたらすのか、時間をかけて考えてみましょう。
セルフ・コンパッションを実践することで、心が和らぎ、さまざまな視点を受け入れるスペースができ、夢を追い求め、目標を達成するための余裕が生まれます。
喜びは、自分を受け入れること、そして自分の人生の運転席に座ることで得られます。
おわりに
永続的な変化は一晩で起こるものではありません。
一瞬一瞬に選択肢があり、自分の人生にもっと喜びを培うことを選択することから始めることができるのだと考えてみてください。
制限のない人生を送り、新たな自由と、もちろん喜びを感じながら、人生に待ち受けているすべてのことを経験する、ということを想像してください。
忍耐強く、自分に柔軟であること、そして最も重要なことは、勇気を持つことです。
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