新しい仕事を始めるとき、「まずはマニュアル(型)をしっかり読み込もう!」と言われませんか?実は、ここに大きな落とし穴が隠れています。
どれだけ立派な説明書を読んでも、いざ現場に出ると体が動かない。そんな経験がある方は、学ぶ順番が逆なのかもしれません。本当に仕事ができるようになる人は、「抽象(型)から入る」のではなく、「具体(実践)から入って、あとから型を掴む」というステップを踏んでいます。
今回は、ビジネスの現場で一生モノの武器になる「具体→抽象」の思考法と、その具体的な仕事の進め方について詳しく解説します!
そもそも「具体」と「抽象」ってなに? 🔍
まずは、言葉のイメージをすっきり整理しておきましょう。
- 具体(ぐたい): 目に見えるもの、個別の出来事、実際の行動。
- 例:A先輩が「メールの返信は15分以内にしている」のを目撃した。
- 抽象(ちゅうしょう): 目に見えないルール、共通の法則、いわゆる「型」。
- 例:「相手に信頼されるビジネスコミュニケーションの原則」
多くの人は、いきなり後者の「信頼される原則(抽象)」という型を覚えようとします。しかし、これだと頭では理解できても、自分の行動に落とし込むことができません。
大切なのは、先輩の細かい振る舞いや、日々の業務という「具体」の山を観察し、「なぜあの人はいつもそうしているんだろう?」と後から考えて、自分なりの法則を導き出すことなのです。
なぜ「具体→抽象」の順番が最強なのか? 🌟
1. 「型」は頭で理解するのではなく、身体に沈むもの
スポーツを思い浮かべてみてください。教科書で「正しいフォームの理論」を100回読むよりも、実際にバットを何度も振り、ボールに当たらない悔しさを経験する(具体に引っかかる)方が、はるかに上達が早いはずです。
仕事も全く同じです。マニュアルに書かれた説明を読むだけでは、知識は表面を滑っていくだけ。現場で泥臭く「具体」に触れ、何度も失敗したり工夫したりするプロセスを経て初めて、型は自分の中に「沈み込んで」いき、本当のスキルになります。
2. トラブルに強い「応用力」が身につく
最初から型(抽象)だけを教わった人は、マニュアルに書いていない想定外のトラブルが起きるとフリーズしてしまいます。
一方で、日々の細かい仕事の進め方を観察し、「なぜこの段取りにしているのか」を掴んでいる人は、前提が変わっても自分で考えて行動できます。具体の経験が積み重なっているため、引き出しが圧倒的に多いのです。
【実践編】「具体→抽象」で仕事の型を掴む3つのステップ 🛠️
では、日々の仕事の中で、どのようにこの思考法を回していけばよいのでしょうか。今日からできる3つのステップをご紹介します。
ステップ1:デキる人の「細かい振る舞い」を徹底網羅する
まずは、身近にいる優秀な先輩や上司の「仕事の進め方」を、顕微鏡で覗くように細かく観察します。
- 打ち合わせのとき、どのタイミングでメモを取っているか?
- 資料を作るとき、最初にどこから手を付けているか?
- 挨拶やメールの文面に、どんな言葉遣いを選んでいるか?
「これくらい普通のこと」とスルーしそうな、細かい振る舞いにこそ、本質が隠れています。まずはそれらを徹底的にインプットしましょう。
ステップ2:後から「なぜ?」を問いかける
細かい行動を観察したら、一歩引いて「なぜそうしているのか」の理由を考えます。
- 「あの先輩が資料作成の前に必ず5分雑談するのは、相手の本音(隠れたニーズ)を引き出すためだったんだ!」
- 「いつもタスクを細かく分解して進めているのは、予期せぬトラブルの猶予を作るためか!」
このように、具体的な行動の裏側にある「意図」を探ることで、バラバラだった点が一本の線でつながり始めます。
ステップ3:自分なりの言葉で「マニュアル」にする
理由が分かったら、それを「自分だけの法則(型)」として言葉にしてみましょう。本に書いてある言葉ではなく、自分が実際に引っかかって、納得した言葉にすることがポイントです。
このサイクルを繰り返すことで、あなたの中に誰にも真似できない強力な「仕事の型」が確立されていきます。
変化の激しい時代だからこそ、この学び方が生きる 🚀
現代は、昨日までの常識が明日には通用しなくなるほど変化が激しい時代です。誰かが作った既存のマニュアル(型)を覚えるだけの生き方では、すぐに限界が来てしまいます。
目の前の具体的な現実をじっくり見て、そこから自分なりの答えを導き出す力(具体→抽象の往復力)があれば、どんな環境に行っても成果を出し続けることができます。
教科書を開くのは、少し後回しでも構いません。まずは、目の前の仕事の「振る舞い」や「進め方」というリアルな具体に、全力で引っかかってみることから始めてみませんか?😊



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