実はあまり知られていない!子供と大人では適した記憶法が違う

実はあまり知られていない!子供と大人では適した記憶法が違う 勉強法
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丸暗記で覚えることができないと苦労している人、実は苦手で当たり前なんです。年齢に応じた記憶法があることをご存じでしょうか?大人には大人の記憶法がありますので、その特徴を生かすことでみるみる記憶ができるようになりますよ。

年齢によって記憶に適した方法がある

人間は年齢によって記憶の仕方が違うので年齢に合った記憶の方法を取入れるのが合理的な記憶法です。

ある学者の研究によると、男性は13歳、女性は11歳になると機械的な記憶が減り、構造的な記憶、意味や論理をふまえた記憶になっていくとされています。

つまり、小学生までは丸暗記が記憶しやすいのですが、中学生以降の年齢の人については丸暗記よりも内容を理解したうえで憶えたほうが、その年齢の記憶パターンに合っているということになります。

また、年齢が上がるにつれて聴覚優位から視覚優位になります。

これも小学校の高学年くらいを境に人間は視覚的に憶えるほうが憶えやすくなっていきます

例えば、授業の内容についてレコーダーに録音して後から記憶しようとする光景を見かけますが、これは記憶にとっては、とても非能率です。

録音を再生するのに手間がかかるだけでなく、聴覚だけに頼ることになり、話し手の表情や身ぶり、黒板に書かれた図などを無視しているからです。

それよりも、話に耳を傾けながら、ただメモをとるだけでなく、わかりやすい絵や図、表に置きかえていく作業をするほうが、記憶を促進するのです。

年齢を経るにつれて、聞いて記憶するという単純な方法ではなく、内容を理解し、視覚情報をフル活用してわかりやすく組立てなおしてから記憶するほうが、合理的に記憶できるのです。

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こまかく観察して関連づける

本や参考書を読んでいて、ふと気づくと、まるで数ページ先の見知らぬページを開いてしまっているような思いをすることを経験したことがあるかもしれませんね。

慌ててページをめくり戻してみると、知らぬまに数ページも進んではいるのですが、その数ページの内容をまるで記憶していない、という現象です。

これは、「放心」という心理状態で、眼は対象を見ているのに、心は何も見ていないという状態のことです。

これでは見ているものが記憶にとどまるはずがなく、記憶にとって放心ほど厄介なことはありません。

放心ほどひどくなくても、ただ漫然と見ているだけでは憶えられないのです。

もし、憶えようしているのであれば、対象を心で見ること、つまり、こまかく観察し、その特徴をつかんでおく必要があります

教科書や参考書を漠然と読んでいても、後で正しく再生することはできません。

まず特徴をピックアップし、それをこまかく理解し、関係づける作業をしなければなりません。

観察が不十分だと、後でいかに思い出そうとしても端的なことばかりが浮かんできてしまい、思い出したい肝心な内容がさっぱり思い出せないのです。

まとめ

・丸暗記よりも内容を理解したうえで憶えたほうが記憶しやすい
・聴覚だけでは記憶しにくく視覚からのほうが記憶しやすい
・特徴をピックアップして理解し、関係づけることで長く記憶できる

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